抗酸化物質

体内で作られる抗酸化酵素だけでは十分でない場合、体外から抗酸化作用を持つ物質を取り込む必要があります。この抗酸化作用を持つ物質が抗酸化物質です。抗酸化物質には主に「抗酸化ビタミン」と「抗酸化ミネラル」、「フィトケミカル」などあります。その他にもクロロゲン酸やサポニン、イソチオシアナートなどのイオウ化合物も抗酸化作用を持つ物質になります。

■抗酸化ビタミン
抗酸化作用を持つこの抗酸化ビタミンにはビタミンACE(エース)と呼ばれるビタミンが中心となります。ビタミンACE(エース)とはビタミンA、ビタミンC、ビタミンEのことです。その他にもベータ・カロチンやグルタチオンも抗酸化作用を持ちます。これらのビタミン類はお互いに作用を補う働きがあるため単独で摂るよりも同時に摂ることが効果的です。

■抗酸化ミネラル
抗酸化作用を持つ代表的なミネラルとして亜鉛とセレンがあります。亜鉛は抗酸化酵素を生成する上でも必要なものですので抗酸化作用には重要な栄養素と言えます。また亜鉛とセレンは一緒に摂るとより効果的になります。

■フィトケミカル
フィトケミカルとは欠乏しても問題ない栄養素ですが、病気を治したり健康を維持するのに重要な栄養素と考えられている栄養素です。フィトケミカルはその多くが野菜の色素や辛味成分であり、共通の効能として抗酸化作用があります。(”ファイトケミカル”と言われることがあるようですが”フィトケミカルが正解です。)

フィトケミカルの代表的なものとしてはポリフェノール(アントシアニン)、カテキン、カロテノイド(リコピン・ルティン・アスタキサンチン)、ケセルチン、イソフラボンなどがあります。

ではこれらの栄養成分を摂取するには何を食べたら良いのでしょう。次に抗酸化作用のある食品・食べ物を見てみましょう。

抗酸化作用のある食品・食べ物

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