カロチン(カロテン)
カロチンは果物や野菜の色を作りだしている成分です。カロチンにはβカロチン、αカロチン、ルチン、リコピン、ゼアキサンチンなどの種類があり、カロチンはそれらの総称です。
カロチンは酸素値が低い組織においてさえ、、高度に有効な抗酸化物質と言えます。ベータ・カロチンのあるものは、体内でビタミンAに変換しますが、それは明らかにビタミンAと別の作用があります。体はビタミンAへの過剰な変換を防ぐ、フィードバック・メカニズムを持っているので、カロチンによる毒性について心配しなくてもよいのです。
多くの化学的研究が、カロチンはガンと心臓病、それにフリーラジカルによる老化を防ぐのに役立つことを示しています。
サプリメントとして、もしくは食事からカロチンを多量にとることは、皮下脂肪の堆積をもたらし、皮膚をオレンジのようにさせるかもしれません。これはカロチン血症として知られている、害の無い状態ですので心配いりません。実際、わずかに黄色いオレンジ色の皮膚は、よいサインで、強力な酸素が原因のフリーラジカルに対して、余裕を持って守っているのです。